可愛い男子と恋愛
「菜子っ…!!」
私は反射的に優実の後ろに隠れた
「おい、コラ!隠れんな!!」
クラスの皆が、何事かと私達を見ている
「日向、何があったの?」
優実がこの状況を整理しようと大空に聞く
「そんなの後!!菜子をこっちに渡せ!」
「泣いてる菜子を渡すわけないでしょうが、このチビ!」
「チビだぁ!?俺はもうチビじゃねぇよ!」
「まだチビでしょうが!玲汰と同じくらいの身長になったら言いやがれ!!」
何故だかケンカになってる二人を、冷静な玲汰くんがなだめた
「大空、今はそっとしとこうぜ?後でゆっくり話せばいい」
「……分かったよ」
大空は渋々納得すると、自分の席に戻って行った
た、助かった…