可愛い男子と恋愛



「菜子っ…!!」




私は反射的に優実の後ろに隠れた



「おい、コラ!隠れんな!!」




クラスの皆が、何事かと私達を見ている




「日向、何があったの?」



優実がこの状況を整理しようと大空に聞く



「そんなの後!!菜子をこっちに渡せ!」


「泣いてる菜子を渡すわけないでしょうが、このチビ!」


「チビだぁ!?俺はもうチビじゃねぇよ!」


「まだチビでしょうが!玲汰と同じくらいの身長になったら言いやがれ!!」





何故だかケンカになってる二人を、冷静な玲汰くんがなだめた




「大空、今はそっとしとこうぜ?後でゆっくり話せばいい」


「……分かったよ」




大空は渋々納得すると、自分の席に戻って行った




た、助かった…




< 84 / 122 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop