可愛い男子と恋愛



「じゃ、菜子もメイクしてあげるから、じっとしててね?」


「はーい」




優実に言われるがままにイスに座ってメイクをしてもらった



約20分くらいで終わって、優実は私に鏡を見せてくれた



「どう?可愛いでしょ?菜子は元がいいから、ピンクのグロスとチーク、それからマスカラやっただけだけど、スゴく可愛くなったよ」





目の前に映っている自分を見て、私は絶句した




これ、ホントに私?



「派手にやると菜子の場合逆に変だから、あんまりメイクしてないけどね」




いやいやいや、十分ですよ



メイクなんかほとんどやったことない


だけど、自分に自信を持てるような、そんな感じがする




肩まである髪の両脇をみつあみにして、それを後ろでひとつに結んだ


左耳の上に買った蝶々の髪飾りをつけた




これで完成!!



時間はすでに集合時間の30分前になっていて、私達は急いで家を出た

< 90 / 122 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop