Endless One-sided Love
「損得勘定抜きの優しさに


損得勘定抜きの恋をした」





あなたにとっては得にならないのに


会話がなくてもひっそり私のためにやってくれていること知っている


なのにどうして素直に


「ありがとう」


「ごめんなさい」


その言葉達が言えないんだろう


心配してくれるのが嬉しくて


わざと無理してあなたを慌てさせているひどい私


あなたはそんな私を責めずに


むしろいつもの微笑を湛えながら労ってくれる


髪にゴミが付いてるからと取ってくれたり


ケガをした時はわざわざ絆創膏を貼ってくれたり


一瞬触れられただけで一気に体が火照る


迷惑かけちゃってるのに嬉しくなってしまう


いつもあなたの優しさに甘えてしまう


ある日は声もかけられずあなたの後ろ姿を眺めて


ある日は他の女の子と楽しげに話す、振り向くはずのない横顔を見てる


そんな毎日の繰り返し


でももうそんな日々を終わりにしたい


私だけのあなたになってほしい


叶わないから諦めたくなる


でも嫌いになれない


嫌いになりたくもない


元々八方美人だった私だけど


たとえあなたを好きかもしれないあの人に睨まれたとしても


もっと…近付きたい
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