オレは妹に恋をする
「小夜、待て」

小夜に難なく追いついたオレは、

問いただした。

・・・

小夜の話しを聞いたオレは、愕然とした。

・・・

小百美は、オレの事を一番に考えていた。

自分の気持ちを押し殺してでも、

オレを守るために、

遠くに離れていった。


「小夜」


「…な、何よ」


「お前を見損なった。

もう二度とオレの前に現れるな。

次に近づいてきたりしたら、

ただじゃおかないからな」


「…気持ち悪いのよ。

何で…

兄弟で愛し合ったりなんかできるのよ。

最低!」


小夜は目を真っ赤にしながら、

オレの前から、

姿を消した。
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