オレは妹に恋をする
…放課後。

私は急ぎ足で、

校門に向かった。

恭兄は、もう来ていた。


「ゴメンね。遅くなった」

私は謝りながら、車に乗り込んだ。


「いいよ、オレも今来たところだから」

私たちの事を、

学校の生徒たちが冷やかしている。


「兄妹なのに、

冷やかされてもね?」

私は苦笑い。


「誰かに見られたら困るのか?」

「そんなことないよ?」

「ふ~ん・・・」


恭兄の車が動き出した。
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