オレは妹に恋をする
・・・・?

恭兄の目線は、私の向こうを見ていた。

そっと振り返ると、

龍が立っていた。

・・・

驚いたけど、

恭兄の手が緩んだのをいいことに、

私は車を降り、

龍の元に行った。

「・・・どうしたの?」


「迎えに・・・

あれ、兄貴だろ?

さっきのって・・・」


「なんのこと?

・・・行こう。学校遅刻する」

私は龍の手を引いて、

学校に向かった。
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