オレは妹に恋をする
そっと振り返ると、

・・・

恭兄が、こちらを見つめていた。

・・・

私はパッと目を逸らし、

歩いていく。

・・・

しばらくして、

龍が、口を開いた。

「小百美」

「・・・ん?」

「兄貴、お前のこと好きなの?」


「・・・まさか」

「絶対そうだって。

…血が繋がっててよかったよ」

その言葉に目を見開いた。
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