オレは妹に恋をする
「あの綺麗な整った顔に、

傷でもついたら、大変」


「・・・」


そう言うこと・・・ね。

・・・

私たちに龍が話しかけてきた。


「兄貴は?」

「うん、大したことなかった」

「・・・そっか。

昼休み、話がしたいんだけど?」


「ん?うん。ご飯終わったら、

屋上行こう?」

私の言葉に笑顔で頷いた龍。

…心なしか、

元気がないように見えた。
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