オレは妹に恋をする

小百美side

高校の門をくぐると、

親友の恵が私に声をかけてきた。

「おっはよ~」

「おはよ、恵・・・

どうしたの?そんなに顔ニヤつかせて」


私は恵の顔を見て、

笑顔が引きつった。


「今日も、恭介様に送ってもらったの?」


「恵、その恭介様ってやめない?

なんか落ち着かないよ?」

私の言葉に笑いながら肩を叩いた。

・・・

何気に痛いんですけど・・・

「あんなイケメンに、『様』付け

しないでどうするの?!

小百美が羨ましい」
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