オレは妹に恋をする
私の言葉に、目を覚ました。

「小百美、学校は?」


「ちょっと・・だるくて」


「その顔は、元気そうだけど?」


「…バレタ?」


「バレバレ・・」

「そんなことより、病院行ったの?」

「行って帰ってきた」

「何で、自分の部屋で寝ないの?」


「小百美のベッドの方が落ち着くから」


・・・

「ちょっと待ってて、氷枕・・」

出ていこうとする私の腕を、

掴んで、引き留められた。


「そんなのいらない・・・

小百美が傍にいて・・・」

胸がキュンとした。
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