オレは妹に恋をする
何事もなく、

一日が平穏に過ぎていった。

・・・

放課後。

私は龍に誘われて、

買い物に行くことに。

門のところまで行くと、


「…恭兄」

門にもたれ掛った恭兄の姿が・・・

私は苦しい胸の内を隠して、

恭兄に近寄った。


「どうしたの?

もう風邪は大丈夫?」

私の問いかけに、答えようとしない恭兄。

・・・

私たちを見かねた龍が、

間に割り込んできた。


「小百美はこれからオレと行くんです。

何か用があるなら、

早くしてもらえませんか?」

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