オレは妹に恋をする
「ママもパパも、勉強の為なら、

仕方がないからいいよって‥

寮の方も、今空きがあるらしいから、

受け入れることできるって・・・」



「…オレが、

そんなの許さない」



…私は何とか笑顔を作って、

首を左右に振った。



「もう、決めたことだから・・・」



「許さないって言ってるだろ?」



恭兄が、私を抱きしめた。



「…ゴメンね。

お兄ちゃんは、私がいなくても大丈夫。

あんなに綺麗な彼女がいるんだから」

・・・

本当はそんなこと、

これっぽっちも思ってない・・・
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