Beyond Your Imagination


†秋山俊side†


"宣告者"になった俺は
ギターに裕太を選んだ。

予想はしていたが、俺の他に2人の"宣告者"が裕太の前にいる。


シュン「裕太
俺はお前のギターとやりたい」


告げた言葉には色々な意味があった。

nosaesはまた、楽しそうにやれないのか?

彼女が入れば…3人が忘れてしまった心を取り戻せるような気がして。


ユウタ「…俺は俊のボードとしか組まねぇ
ヴォーカルは御免だ」


…裕太にはバレバレだった。

俺がボードに彼女を選び、自分が歌おうとしている事が。


シュン「…分かった
なら…俺は裕太と組まない」

ユウタ「…」


観客席がざわついた。
俺もこれが正しいのか分からない。

だって俺が下した判断は





nosaesの解散に等しいのだから。


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