Beyond Your Imagination
†真田直獅side†
アキ「私も…好きです…っ」
一瞬、耳を疑った。
腕の中の俺の好きな人が
俺を好きだと言っている。
ナオシ「…本当…?」
俺は抱き締めていた力を緩め、彼女の顔を覗く。
アキ「…はい…//」
…そう、照れながら濡れた目を細くして微笑む。
その姿が愛しくて、俺は…。
ガチャッ。
ヨウ「あ!いたいた!
直獅!俺達…イデッ」
ソウスケ「うるせぇよ!
タイミングが悪いなお前!」
ヨウ「だって早くしないと…」
…。
俺は彼女に近付けた顔を呆れながら離す。
アキ「…小野先輩達?」
平然と彼女は少しだけ開かれたドアを見ていた。
…気付かれてないみたいだ。
衝動的にするもんじゃないな…危なかった。