Beyond Your Imagination


ソウスケ「…鎖部さん!?」


演奏が終わり、舞台裏に入った瞬間
私はその場に座り込んでしまった。


アキ「ご、ごめんなさい…
なんだか…力が…」


なにやってるんだろ…恥ずかしい…。


アモウ「…」

アキ「吉良先輩…」


私は吉良先輩が無言で差し出した手を取る。


アモウ「上手だったよ
流石真田が連れてきた子だなって、思った」

アキ「…!
ありがとうございます!」


…嬉しい。

こうやって誰かに必要とされ
誰かに認められる。

歌い手としてこれ以上の幸せは、無い。


アキ「これから迷惑、沢山かけてしまうと思いますが…

よろしくお願いします!」


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