Beyond Your Imagination
前々から聞いていたが
有里くんは1年でレギュラー入りしたらしい。
それはおそらくとっても凄い事で、驚き、尊敬した。
なんとも有里くん曰く、
「ドライブしか出来ないんだけどね…」
所謂ドリブルというものしか得意ではないらしい。
ビー。
体育館に響き渡るホイッスルの音。
会場は結成式とは違う興奮で一杯だった。
「あー!
また月光奏だぁー!」
前で観戦している男の人達はどうやら相手校の応援みたいだ。
試合は…月光奏の優勢。
「月光奏レベル高すぎるんだよー…
あの13番以外背ェ高いしよ…」
アキ「…」
13番とは…有里くんだ。
元々、月光奏は体育と音楽に力を入れているのだから…
負けてはいられないはず。