Beyond Your Imagination


コハル「な、名前…?」

アキ「…」


全て話した。

有里くんの名前が分からない事に気が付いて1日中探っていた事を。


アリサト コハル「「あっ、ははは!!」」

アキ「ーっ//」

アリサト「ぷぷ…そういう事か…ふっ…」

アキ「有里くん、笑いすぎー!」

アリサト「ごめんごめん」


だって知りたいじゃない。


コハル「有里くん…

あなた可愛い友人にも教えてなかったのね…

無いわ…」

アリサト「…」


しーんと、何故か沈黙が走る。


ナオシ「…で、何なんだ?」

コハル「なんなら私が言おうか?」

アリサト「カントク!」


頑なに言おうとしない有里くん。


アキ「何か言いたくない理由があるの??」





アリサト「…

…女っぽいから…」


…え?

お、女っぽい…?


アキ「えーっと…」

コハル「さつきよ、さ・つ・き!」

アリサト「!!

カ、カントク!?」

コハル「良いじゃなーい?ふふ」


「さつき」かぁ…。

どんな漢字書くのかな?


アキ「…有里さつき」

アリサト「笑う?」

アキ「何言ってるの、笑わないよ?」


響きが綺麗だな、そう思ったけれど

言うと引かれそうだから止めておいた。


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