Beyond Your Imagination


†有里咲月side†


呼んでる、って言われて渡り廊下まで来てみると
同級生のような女の子が1人。


アリサト「…俺に用?」

「あッ…
あの、私、有里くんと同じ中学だったんですけど…」


…見覚えが無い。


「ずっと有里くんの事が好きでした!
つ、付き合って下さい!//」


…。


アリサト「…ごめんなさい」

「…!
そ、そっか…ありがとう…」


目に涙を浮かべて走り去る女の子。


こんな俺のどこを好きになるんだ?
ただのバスケバカを。

それに俺は
生活するのもやっとの貧乏なのに。


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