Beyond Your Imagination
名簿を見てくれた人は何も言わず去っていった。
あの人は何組なんだろ…。
…というか背の高さからして確実に体育科よね。
そんな事を考えながら私は自分のクラスである3組へ向かう。
ガラガラ。
教室に入ると皆バラバラに着席していた。
こんな田舎の学園に知り合い同士で来る人なんて少ないものね。
私は自分の席に着く。
??「えーと、鎖部…さん?」
アキ「…あ」
…!
さっきの背の高い人!
思わぬ再会に一瞬固まる。
アキ「あ、さっきは本当にありがとうございました
同じクラスだったんですね」
緊張して声が震える。
??「何で敬語?(笑)
俺、有里。よろしく」
アキ「う、うん
こちらこそよろしく、有里くん」
そういうと有里くんはニコッと笑った。