Beyond Your Imagination
ふぅ。
心の中で一息ついて窓の外を見ると
校門に真田先輩が。
アキ「…かなり待たせてる!」
真田先輩と一旦離れてから30分は経ってるのではないか。
申し訳ない…!
私は大急ぎで向かった。
アキ「はぁっ…はぁっ」
ドクドク。
…心臓が煩いのは
走ったから?
それとも―――。
アキ「待たせてしまってすみません…」
ナオシ「!
ぜ、全然大丈夫!誘ったの俺だし…
片付け、お疲れ様」
あぁ、やっぱり先輩の笑顔は安心する。
ナオシ「じゃ、帰ろうか」
私達は校門を出た。
その瞬間春の夕日は2つの影を伸ばす。