Beyond Your Imagination
…ガチャ。
時刻は12時42分。
真田先輩…いるかな?
アキ「…あり?」
そっと開けた視聴覚室の扉の向こうには
人の姿は1つも無かった。
真田先輩でもいないときがあるのね…。
視聴覚室の防音仕様の窓を開ける。
アキ「風が…気持ち良いや」
??「…アキちゃん?」
アキ「ひゃぁッ!?」
ドン。
突然聞こえた声に尻餅をついた私。
声の方に目を向けると、
紙を大量に持った真田先輩が。
ドアの死角で何やらコピーしていたらしい。
ナオシ「ごめん^^;
いやー、いつ話しかけようかと悩んでたら
アキちゃん黄昏ちゃうからさ」
アキ「見てたんですか!//」
また悪戯っぽく笑う先輩。
アキ「それ…何ですか?」
ナオシ「1年に配る楽譜〜」
!!
来たよ楽譜…。
ナオシ「まぁ心配しないで?
簡単だから…」
ふ、不安だ…。