Beyond Your Imagination
顔合わせのため、練習を途中で切り上げ
私は最初に同じキーボードの1年の元へ向かった。
先輩には隣の練習室にいると聞いたのだが…。
アキ「空っぽ…」
その練習室には、誰もいなかった。
キーボードの仲間は諦め、視聴覚室へ。
視聴覚室はドラムの練習場所である。
アキ「失礼します…」
「おっ1年の鎖部さんじゃん
何か用かい?」
事情を説明すると、そのドラムの先輩は視聴覚室の奥へ入っていった。
ドラムの人…どんな人かな?
??「…キーボード?」
そう話しかけてきたのは
少し肌の焼けた、短髪の男子だった。
アキ「えーと…
冬月くん…?」
見上げて見えた顔は
酷く冷たく、鋭いものだった。