Beyond Your Imagination
あぁ…歌いたいな…。
歌いたいという感情が頭を支配する。
私は…私は…。
マサキ「…へぇ
なかなかやるじゃん」
シュン「…」
弾き終えた私は恐る恐る冬月くんを見る。
セイヤ「…」
何か微妙な顔をして何かを見つめている。
目線の先には…ドア。
セイヤ「おい、そこで聴いてんだろ?
…裕太」
少し大きめの声を出した冬月くん。
ドアの窓には1人の人影が。
ガチャ。
入って来た人は金髪でギターケースを担いでいた。
ユウタ「…
俊の足元にも及ばねぇ」
裕太と呼ばれた人からかけられた言葉は
私の胸の奥にズシリと乗った。
ユウタ「…やってらんねぇな」