Beyond Your Imagination


「ここじゃアレだから」と連れてこられたのは学園の中庭。


シュン「あの…さ
いきなりだけど

今回はボードをやってくれないか?」

アキ「…え
あ、秋山くんは…」


どうして自分より下手な人に託すのか、疑問で埋め尽くされる脳内。


シュン「俺がボーカルをやる
だからキミはボード」


いや、理屈はそうなるけど…。


アキ「だ、だって…」

シュン「いーから
…ね?」


そう、秋山くんが微笑んだ。

…。
やはり不安が募る。

…でも。


アキ「…頑張ります」

シュン「うん
メンバーには伝えたから…」


彼らはどう反応したのだろうか。


アキ「じゃあ…戻りますね」


…少なくとも良くは思っていないだろう。


シュン「…あ、鎖部さん
敬語じゃなくていいから」


呼び止められ、振り向くと
秋山くんは笑顔だった。


アキ「……うん…!」


…真田先輩。

nosaesは性格キツめの人ばかりでは無さそうです。


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