Beyond Your Imagination
†真田直獅side†
彼女の「歌いたい」というその意思に
俺は嬉しさを隠せなかった。
理由はまだ彼女には秘密にしておくが。
「どうかしたんですか?」と言いそうな顔で笑いながらこちらを向く彼女。
自分の気持ちに気付いてから、直視しにくくなった。
この笑顔を守りたいんだ。
コハル「あっれー?ナオとアキちゃん!?
久しぶり〜!」
ナオシ「…コハル」
突然登場した幼馴染みに思考を停止させられ、若干の怒りを覚えた。
コハル「2人で帰るなんてズルイなー」
ナオシ「試合は…終わったのか?」
コハル「まぁね♪」
どことなく上機嫌な琥晴。
ニヤリと笑って何かを言おうとする。
…ヤな予感。
コハル「それよか…
2人って付き合ってるの?」