Beyond Your Imagination


アキ「…」


私のくじは「13」を示していた。
どうやら"宣告者"ではなかったようだ。


「ではこの数字の方だけステージに残って下さい!」


アナウンスに従ってステージを去ろうとした時。
…私の視界の隅に移った、動かない真田先輩。

まさか…"宣告者"に?


「直獅、もしかして」

「誰を選ぶのかなー…」


…。
勿論、私なんかじゃ役に立てない。

それでも私は、真田先輩と演奏したいと思ってる。


会場の熱気はまだ上がる余裕を見せていた。


< 99 / 157 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop