あくまとメイド!
自覚
「はぁ、はぁ・・・」
しばらく走っていたら
いつの間にか
自分の家の前まで来ていた。
士狼は
更紗さんを探すために
人間界に来てた。
そんなことはわかってたのに
どうしてこんなに苦しいんだろう。
相模先輩が
士狼目的で私に近づいたことより、
頭の中をのぞき見られたことより、
相模先輩にはもう大切な人がいるって
ことより、
士狼に『関係ない』って
言われたことに傷ついてる。
『士狼さんのこと好きなの?』
莉沙に聞かれたことを思い出す。
そうなんだ。
士狼の言葉や行動に
こんなふうに
喜んだり傷ついたりするのは
好き、だからだ。
しばらく走っていたら
いつの間にか
自分の家の前まで来ていた。
士狼は
更紗さんを探すために
人間界に来てた。
そんなことはわかってたのに
どうしてこんなに苦しいんだろう。
相模先輩が
士狼目的で私に近づいたことより、
頭の中をのぞき見られたことより、
相模先輩にはもう大切な人がいるって
ことより、
士狼に『関係ない』って
言われたことに傷ついてる。
『士狼さんのこと好きなの?』
莉沙に聞かれたことを思い出す。
そうなんだ。
士狼の言葉や行動に
こんなふうに
喜んだり傷ついたりするのは
好き、だからだ。