あくまとメイド!
「そんなことより。
 お前は本当に戻る気はないんだな?」

強引に話を戻した。
何か隠してる・・・?

「はい。
 気持ちは変わりません」

更紗さんはきっぱりと頷いた。

「僕も更紗を離す気はないよ」

いつの間にか来ていた
相模先輩が更紗さんの横に立つ。

「まあ、こいつらのことは
 私が見ておくから」

深雪さんも続ける。

「・・・勝手にしろ」

士狼はそう言い、

「ひより、戻るぞ」

そう言うと
さっさと行ってしまう。
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