君の夢の果てであっても、僕は君を支えに行こう
そう、『どうしてそんな所にいる』。
どうして白に立っている。
どうして黒に飲み込まれることを恐れているのか、立派な殺人狂には理解不能なことだろう。
ああでもそちらには行きたくない。
呼吸が苦しくても此方にいたい。
『狂者のくせに』
『罪人のくせに』
『悪魔のくせに』
『殺人者のくせに』
白にいるのは億劫だろう。
ああ、そうさ勿論ここにいるのはとても辛い。
いっそ黒に塗れてしまえば、この身も楽に解放されよう。