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『わぁー!久しぶりー!なにしててーん!』
この日、久しぶりに学校にきたわたし。
とはいえ、別に登校拒否してるわけでもないし
学校に特に問題点もない。
友達もいるし
真面目な子だとかちょっと派手な子とか
やんちゃな男の子とか。
友達は幅広く学校は楽しんでた。
ただひとつ、久しぶりの学校生活の理由を言えるとすれば
眠かったから。
まぁ、それだけなんだけど。
あ、でも。嫌いな先生は多々いてるかな。
『てかさー、朝陽(あさひ)が来てない間に色々あってーーーーー。』
教室の前、廊下の真ん中でわたしを囲んではあれこれと先生や友達に対しての愚痴。
『あははは。やろーなー!』
そんないつも通りのやりとりになんかほっとしたような
つまらないような。
『で、朝陽、、ちょっと言いたいことが…『おーーーーい!!朝陽ーー!!』
仲のいい萌(もえ)との会話を遮ったのは幼なじみの優壱(ゆういち)。
こいつとは一番気の合う男友達、ってとこかな。
男女ではあるけど、よくある恋愛ストーリーみたいに実は幼なじみの優壱が好きだとか
優壱がわたしを好きだとか。
仮に世界の終わりがきたとして、人間が優壱とわたしだけになろうとも
絶対にこいつを恋愛対象になどみれないんだけど。