知的障害者の恋 【超短編】
第二章 【 暗闇 】
警察の事情聴取が始まった―


美和は事の一部始終を話した。


「ゆう君とは駅ビルで初めて会ったの。


 一緒にゲーセンで遊んだー。

 それから彼氏になって、一緒に住もうって言われて、一緒に今住んでるの。


 ご飯はたまに買ったり、コンビニで貰ったりして食べてた。


 トイレはペットボトルの中にしてたよ。


 お風呂は週一回くらい銭湯に行ってた。」


美和の驚く発言に警察は絶句だったという…。


分けも分からず着いて行ったに違いない―


それなのに警察は・・・


「無理やり連れて行かれたの?彼のことは好きなの?」


と聞いた―


「うぅん。自分で着いて行った。


 ゆう君の事、愛してる。


 ずっと、一緒にいたい…。


 ゆう君に早く会いたいよぉ…。」
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