知的障害者の恋 【超短編】
失踪から7日目―


今日で美和がいなくなって、1週間が過ぎた。


警察からは何の情報もない。


私達は毎日、親の仕事が終わってからみんなで集まって周辺を捜し歩いた。


「美和ぁ~!」


「美和ぁ~!帰るよぉ~。」


毎日、毎日私達は歩いた…。


美和からの連絡は一向にないまま、無情にも時間だけが過ぎていった…。


私は素朴な疑問を投げかけた。


「1週間食べなかったら、人って生きていける?」


「う~ん…どうだろう…?って、縁起でもない事言わないでよ!」


私は頭をバシッ!と叩かれた。


気になったから聞いただけじゃん…。
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