空からのメッセージ〜最愛のキミへ〜
「怪我は大したことなかったんだけど、バイクが衝突したのが右腕だったから…その事故のせいで右腕に麻痺が残っちゃって。リハビリで日常生活に支障はないけど、絵は…もう一生無理かもしれないって」
「先輩、無理しないでください。ごめんなさい…つらい話をさせてしまって」
「いいの、翔くんなら話してもいいって思ってたから」
「…俺が、先輩と同い年なら良かったのに」
「どうして…」
「だって、それなら先輩が悲しんでいた時に傍で助けてあげられたのに。俺が年下だから…」
「しかたないよ、私が高1の時の話だし、その時翔くんはまだ中3でまだ出会ってない頃の話だから」
「でも…っっ」
「ありがとう、その言葉だけで十分嬉しいから」