空からのメッセージ〜最愛のキミへ〜
「どうして…!もしかして、私気付かないうちに翔くんを不快にさせるようなことした!?」
「…してないです。先輩は悪くないです」
「じゃあ、どうしてっ…!」
翔くんが海の方に振り返りなから言った。
「…飽きたんですよ、先輩に」
「えっ?」
「前は好きでしたよ? だけど、今はどうでもいい…みたいな? それに、さっき言ったように彼女の苦しみに気付けないなんて、興味がないのと同じですよ」
今まで聞いたことがないぐらいに冷たく、低い声音で翔くんが言葉を並べる。
「そ…んなっ…」
声が震える。
突然過ぎて理解できない。
「だから、こんな最低な…俺みたいな奴なんかとは別れてください。 その方が良いですよ」
「な、なんで…」