空からのメッセージ〜最愛のキミへ〜
学校に着くと、私は真っ先に翔くんのクラスへと行った。
教室を見たけど、翔くんはどこにもいない。
…まだ登校してないのかな?
「どうかしましたか?」
わ、綺麗な女の子…
教室から出てきたのは、まるで雪を連想させるような…綺麗な女の子だった。
翔くんと同じクラスの子かな?
この子なら、もしかしたら翔くんが今どこにいるか、知ってるかもしれない。
「あ、あの。しょ…雨宮君って来てる?」
「えっ…」
女の子はびっくりしたような顔で私を見た。
な、何かおかしな事言ったかな?
「真白? どうかした?」
教室から今度は男の子…しかも、かなりのイケメンな子が出てきた。
「雪君! あのね、この人に今、雨宮君がどこにいるのって聞かれて…」
「えっ…あの、ご存知ないんですか?」
さっきの女の子と同じようにびっくりした顔で男の子が言った。
「えっ? 何を……?」