空からのメッセージ〜最愛のキミへ〜
嘘よ…翔くんが死んだなんて。
だって、つい3日前に会ったばかりなんだよ?
『サヨナラ、先輩。…………大好きでした』
あれが最後に聞いた、翔くんの言葉だったと言うの……?
こんなのって…
「ふ……ぅっぐすっ」
「翔はここにいるので…落ち着いたら、会いに行ってくれませんか? 貴方が行けばきっとアイツも喜ぶと思うから…」
そう言って渡されたのは、丁寧な字で書かれた霊園の住所のメモとハンカチだった。
「うっ………うわぁぁああぁん!!」
渡されたハンカチに顔を押し付けるようにして私は泣いた。
そんな私を見て、白石くんはそっと私の傍を離れていった。