気合いの華
「オラッ死にやがれ!」

俺がパイプ椅子の固い部分で殴った。

バキッ!
「ぐぅお?」

「カズキ、折りすぎんなよ?」

「まだまだぁ!!」

「オラ!てめえだてめえ!!」

バゴンッ!

「ミッキー到着っすか?」

「なんだ、人数少ねぇなぁ…」

ドスンッ!
「カハッ…」

「汚ぇ!吐いてんじゃねぇよ!」

ゴンッ!ゴンッ!

「最後の1人か…」

「た、タイマンで来いよ?」

「なら俺がやるぜ?」

「あぁ、事の発端だ!ミッキーよろしく♪」

「ふざけやがっ!!」

ドサァッ!!

ミッキーは相手の顔面の真横に蹴りを入れた。

「松戸!お前と俺、どっちが強ぇんかなぁ!?」

「今はタイマンに集中しとけ!!」

ミッキーは倒れたそいつの頭を掴み、地面に叩きつけた。

「がぁっ!」

「はい、2回目~♪」

ドンッ!

「もう…やめ…」

「ん~何か言った?3回目~♪」

ゴツン!

「…」

「4回目~…あれ?気絶しとるんか?」

バゴンッ!

「…」

「さ、帰ろっか♪」

ミッキーのやり方は完全に加減を知らないって感じがして、見てても震えちゃう。

「片岡、狭川、悪ぃんだけどそいつら…」

冴島くんが見る方向を見ると桜木先輩と田渕先輩が…

「ま、コイツらも頑張った方だろ?」
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