気合いの華
「なんか危なっかしいっすね?」

「松戸くんもカズキには言われたくないと思うぜ?」

なんで俺なの?

「それよかちゃっちゃと見舞い行こうぜ?」

あれ…片岡先輩と隼人先輩…部活は?

「部活はいんすか?」

「んあ?部活よか大切な事なんて腐る程あるからな♪」

そう言って片岡先輩はタバコを吸い始めた。

「そっすね…中川さんごめん、今日は部活行けないからまた今度行くよ?」

そしたらみんな爆笑していた。

「カズキくん、それはいつも部活行ってる人が言うセリフでしょ?」

「カズキぃ、女連れだからってカッコつけらんねぇぞ?」

「狭川先輩、また殴りますよ?」

「冗談だって!笑って笑って~♪」

はぁ…
これじゃ付き合ってるみたいに思われちゃって、中川さんに悪いよ…

「これから病院行くけど…来る?」

「あ、私佳奈待つから今日は遠慮しとくね?」

「わかった!」

つか矢部さんから連絡来たのかな?

「んじゃ行こうぜ?」

みんな立ち上がり、俺を見た。

「うん、行こう!!」


俺はそこで中川さんと別れ、みんなで病院へと向かった。

「だから違うよ~?」

「なんだぁ、さっきの子とできてんのかと思った。」

「つか1年のツッパってる女子っていなそうだよな?」

「逆に2,3年にはいるんすか?」

あんま行かないからわかんなかっただけなのかな?
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