気合いの華
「てめぇら俺をシカトしてんじゃねぇよ!!」

ルイがその7人に向かって怒鳴りながら壁を蹴った。
なのに赤髪の人は顔色一つ変えずに俺を睨んでいる?

このムード…
完全に喧嘩の時と同じだよ…

俺は少しどうしようか考えていたら教室のドアが蹴破られた。

バァンッ!!

「てめぇらうるせんだよ!寝られねぇだろが!」

「あ!」

「おぉ、カズキじゃねぇか?」

「こ、この人達誰すか?」

「俺のクラスメイトとその他大勢。」

「あんたのクラスなんかじゃないよ?」

「うるせぇのどっか散らせろよ!?」

「呼んでねぇよ?お前ら場所変えな?」

「へ?でも今日は…」

「いいから、後で…」

「わ、わかったよ?」

江夏さんって人の指示で、女子はみんなどこかへ移動し始めた。

「ミッキー、なんなんすか?この人…」

「あぁ、色々あってな…お前らも俺のクラスあんま来んなよ?」

「わ、わかりました…」

俺らは仕方なく自分たちの教室へと戻って行った。


「んだよ!あの野郎!どっか行けの前に、絡んで来たのはあっちだろ?」

「でもミッキーが言うんだからとりあえず、」
「そのミッキーってのも気に食わねぇんだって!?」

「ルイの気持ちもわかるけどさぁ…」

ミッキーは、俺達には言えない何かがあるのかな?
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