気合いの華
「ん?どした片岡!元気ねぇぞ?」

「冴島くん…別になんでもねぇよ?」

「そうか?」

冴島くんはタバコを吹かしながら立ち上がった。

「そろそろ行くぞ!」

みんな立ち上がって教室へと向かった。

俺とルイが1組で松戸くんが2組、冴島くんは4組。
桜木先輩と牧野先輩と田渕先輩って人が2年。
片岡先輩と狭川先輩って人が3年。


俺達は各教室へと向かって行った。


「なぁカズキ、冴島って人眼ん所傷あったけど、あれ何でかな?」

「知らないよ。でも絶対聞かない方がいいよ!多分…」

「そっかぁ…つか昨日1発殴られたんだって?大丈夫なの?」

「へ、平気だよ!」

「平気か、スゲーなぁ…青アザんなってるけど?」

「ま、マジ?」

だってメチャクチャ痛かったもんなぁ…


「オラ!席つけぇ!杉山と羽鳥はちょっと来い!!みんな静かに待ってろ!」


「は?なんで俺達が呼ばれんだよ!」

いや、きっとタバコ吸ってたからでしょ…俺は吸ってないけど。


進路指導室って所に始めて連れて来られた。

「てめえらタバコ吸ってたろ?」

「は?知らねぇなぁ。」

ちょっ!ルイ何言ってんだよ…


「匂いもするし、見た生徒もいるんだ!早くタバコをだせ!!」

「知らねぇからだせねぇなぁ?」

「杉山、お前もシラを切るのか?」

「…」

俺どうしたら良いの?
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