気合いの華
「でも今日は、丁度川畑の荒れた時代を止めた日から1年が経った時だから、江夏さんも弾けてくれても良い頃なんだけど…」

7月10日。今日がその…

「んじゃ、約束は約束だから、頼んではみるけどミッキーは何て言うかは…」
「だったらこうしよ?カズキが暴れて、川畑がそれを止める為に荒れるか。その前に江夏さんが止める為に荒れるか…」

へ?俺だけが暴れるの?

「お、俺だけが?」

「さっき良いって言ったじゃん?」

なんであんな事言っちゃったんだよ…

「まぁ…」

「じゃあ記念すべき今日中に頼むよ!?」

「今日!?」

「お願い!ミッキー二世♪」

ん~…

「ま、任せてよ?」

…何言っちゃってんだか。

なんだか取り返しのつかない事になる気が…

「で、でも4組だけで暴れるのは不自然だから、2年のクラス全部やるよ?」

それを聞いた裕美さんはビックリした顔をして大笑いした。

「良いよ♪やっぱそのぶっ飛んでる辺りが川畑っぽいんじゃん?」

「ならもう昼休み終わっちゃうから、その前に今から行った方が良くない?」

「そうだね!ヨロシク☆」

でも理由聞かれた時にこの事言うのはバカらしいし…

「じゃ、じゃあ俺は2年潰しに来たって事にするから、俺達が話し合ったってのは無しにしとこう?」

「ありがとね♪」

「う、うん…じゃあ教室戻ってて?後5分後に2年の教室廻るから…」
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