気合いの華
「オラ!!殴り込みに来たぞ!!」

俺は入ってすぐに思ったのが、みんな教室の隅に避難してる…

「だ、誰かと思ったらカズキくんだったの?」

あ、牧野先輩…

「今からクラス回って2年をガツンと言わせるんで、一緒にやります?」

そう聞きながら近寄っていき、牧野先輩付近にいた男子を殴り飛ばした。

「ちょっ!俺のクラスは辞めてくれよ?」

「なら一緒に隣行きましょ?」

俺は殴ってぶっ倒れたヤツの胸ぐらをつかんで起き上がらせた。

「わかった!わかったからとりあえず次行こう!?」

「はいはぁーい♪」

俺は牧野先輩と言う仲間を連れて、いよいよ4組に来た。

ガラッ!!

「気合い入れに来たぞ!?」

バゴンッ!!

「あ、悪ぃ!カズキ大丈夫か!?」

扉を開けたら、いきなりミッキーにぶん殴られた。

「へ、平気っす…そ、それよか…気合い入れに来たんで、このクラスでも暴れますよ♪」

「ほぉう?悪ぃけどこのクラスは無しだ!!」

「もちろんミッキー以外のヤツを殴るんすよ♪」

俺は中に入っていき、男子の胸ぐらを掴んだ時に、

バゴッ!!

「いっ…!つー。」

近くには革の鞄が転がった。

「なぁ川畑!アタシもそろそろ暴れて良いかい?」

その時鞄を投げつけた本人が立ち上がった。
鞄からは鉄板が何枚か出てきていた。
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