気合いの華
「まぁ、俺なんかで良かったら…」

「じゃあ、それだけだから…いつもミッキーを見ときな?」

「へ!?」

ピシャッ!!

「…」

「いつからスケバン軍団と仲良くなったんだよ?」
「なんか、怖そうな感じの人だけど、良く見たら綺麗な人だったね…」
「間違いないよ!やっぱり江夏 香さんだよ!?」

一辺に話さないでくれよ?疲れるから…

「一昨日色々あって多分、今さっき仲良くなった。あと綺麗なのは矢部さんの言う通り、本人だったからじゃん?」

「なんかカズキくんが遠い存在に感じちゃうなぁ…」

「なんで!?」

中川さんは悲しそうに下を向いた…

「良かったら…今日の放課後体育館来て?今日こそはバスケやるから!」

「うん!じゃあそうするね?」

「俺だって片腕ありゃ出来るっつーの!!カズキに負けてらんねぇよ!矢部も来い!?」

「放課後眠くなかったら行ってみるよ?」

「なんで一言余計なんだよ、お前は…眠くても来いよ?」

「眠い時は寝ないと肌に悪いらしいもん?」

「じゃあ今から寝てろ!寝あきた時が放課後んなる様に設定しとけ?」

何言ってんだか…

俺は2人の言い争いを見て、中川さんと一緒に笑っていた。
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