気合いの華
その後、晴れた今日は給食を食べ終えて俺達4人は屋上へと向かっていた。

ガチャッ!

「おぅ、来た来た!!」

「冴島くん…みんな、どしたの?」

俺達が入ったら、みんなが俺達を囲む。

「ミッキー二世の登場だぁ♪」

パァーンッ!
パァーンッ!

なぜかクラッカーまで鳴らされてるし…

「なんすか!?みんなして?」

「カズキは英雄みたいなもんだからな♪」

冴島くんはちょっと照れた様に俺に言う。

「江夏の事は知ってんだろ?アイツの事で俺達はどっかモヤモヤしてた訳よ!」

冴島が俺にパイプ椅子を渡す。

「冴島くん、俺なんかにやめてよ?」

「バカ言ってんじゃねぇ!カズキが居なくちゃ俺達は語れねぇよ♪」

「なんで俺のはねぇんだよ!?」

「ルイ、お前ちょっと黙れ。」

ルイは冴島くんにサラッと言われ、渋々黙った。

「み、みんなどしたの!?」

俺を囲んでみんなニヤニヤしている。

「今日の主役なんだからもっとビッとしろよビッと!?」

主役?一昨日の事ならミッキーも…

「ならミッキーも…」

「言い出しっぺっつーか、やり出しっぺっつーの?それは俺じゃねぇ!カズキ以外の奴じゃあんな事は出来ねぇよ♪」

俺は色々言われて戸惑いながら片岡先輩と目があった。

「いんすかね?」
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