気合いの華
「カズキの弱点発見♪」

「みんなうるさいなぁ!中川さん、ごめんね?」

「出た!甘い言葉責め!!」

バキッ!

「はぁ…んで、何を始めんすか?」

「カズキぃ、俺ばっか殴んなよ?」

「また殴りますよ?」

「だから、アレだよ!片岡がどこまで勝ち進むか賭けすんだよ♪一口いくらにする?」

へ?

「俺もやんすか?」

「そっか、カズキくんは前回やってないもんね?」

「前回?」

「この前のキックの試合!2人はどこまで勝ち進むか賭けたんだけど、みんなハズレちまって…」

あぁ、じゃあみんな優勝とかそこら辺予想してくれてたのかな?

「あん時のは俺のが1番惜しかったろ?」

「ルイの?」

「カズキは初戦敗退だと思ったんだがなぁ…」

「ルイは惜しかねぇよ!あのままやってたら間違いなくお前は払う事んなってたって!?」

「カズキって対して鍛えてなさそうに見えんのにな…」

「は、はは…」

中川さんが俺の方を見て笑顔を見せてくる。
そっか、この前鍛えてるのバレたんだっけ!正確にはランニングって言ったんだけどさ。

「片岡は、ミッキー達みたいにぶっ飛んだりはしないから安心して賭けが出来んな♪」

「へっへっへ♪まぁな!!」

ミッキー、今の褒め言葉なの?
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