気合いの華
「ま、ミッキーじゃこーゆー事は教えらんねぇか♪」

バゴッ!

「あ?てめえナメてんのか?」

「ちょっ!冗談だって?ね?ね?」

俺の事で揉めてんのかな…

「隼人先輩、俺はミッキーから色々教わったから大丈夫っすよ?」

それを聞いて隼人先輩含め、ミッキー以外は苦笑いしていた。

「おし、んじゃみんな呼んで来るか!!」

「時間だから仕方ねぇな…」

俺達はみんなを探しに体育館の中を歩き回った。

「冴島くん、もう時間だよ?」

「ん?そうか、残念だ…」

何故か冴島くんは1人の男を近くにいる女子に見せ付ける様にボコしていた。

「俺の強さ見せ付けてやってんのに、みんなシャイなのかな?」

「そーゆー問題じゃないんじゃない?」

「オラ!牧野も行くぞ?」

何故か牧野先輩は両頬にビンタの後が残っていた。

「なんだ、もうちょいだったのに…」

「どこがだバカ!女にすがってただけじゃねぇか!?」

牧野先輩って、気の強い子がタイプなのかな?

「あれ?いねぇなぁ…」

確かに、桜木先輩が見当たらない。

「ギャル居ないからって違うトコ探し行ったんじゃねぇの?」

「そりゃ面倒だ…ちゃっちゃと見付けっか!」

俺達は体育館を出てそこら辺を探していた。
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