気合いの華
2人は片岡先輩にガッチリマークをしていて、片岡先輩が走る度に追い掛ける。

「おう!右よこせ!!」

その時片岡先輩がフェイクを入れて2人を少し離した。

片岡先輩は仲間からボールを貰ってドリブルを始めてゴールを目指した。

「片岡やる~♪」

「ああ!!」

その時、相手の追い掛けてくる1人が走りながらユニフォームを引っ張って来て片岡先輩はバランスを崩して倒れた。

ピーーー!!

審判がファールの笛を吹いた。

「て、てめえ?」

「わざとじゃねぇよ?」

相手は笑いながら謝ってきた。

バキッ!!

「あ、コラッ!!」

「て、てめえ?」

片岡先輩はそのまま殴った相手を殴り続けていたら、近くにいた相手が片岡先輩に殴りかかった。

ビュッ!…

ドガッ!!

片岡先輩が後ろのヤツに蹴りを入れてぶっ飛ばした。

「んだアイツ!?」

山中のバスケ部の連中や応援に来ていたヤツも片岡先輩を止めに走った。

「行くぞぉ!!」

俺達はミッキーの掛け声ですぐに走り出した。

「バキッ!!」

「あっ!桜木先輩!!」

「片岡先輩に喧嘩売ってんじゃねぇよ!!」

バスッ!
ゴッ!!

「おう、俺らも行くぞ!!」

俺達は一気に乱闘になった。

バゴッ!
「はい、カズキ?」

松戸くんが俺にベンチ用のパイプ椅子を渡してきた。
< 170 / 332 >

この作品をシェア

pagetop