気合いの華
「ミッキーまだ勝てなかった奴もいるもんな?」

「うるせぇなぁ!俺はあん頃とは違ぇんだよ?」

「まぁアイツらは訓練所を任されてる武闘派だし、中1で勝てただけでもたいしたもんだけどな!」

武闘派…ヤクザの?
そんなの絶対勝ち目ないんじゃ…

「まぁガタイが違うからカズキ達は喧嘩売らねぇ方がいいぞ?」

「う、売らないよ?」

「でもミッキーは今じゃ180ぐらいあんじゃね?」

「俺はまだまだ育ち盛りだから止まんねぇぜ?」

「でも2メートル近い奴とかがあんだけガッチリしてたら、喧嘩売る方が野暮ってもんだぜ。」

「俺は負けっぱなしで生きてける程強かねぇんだよ!」

「まぁ喧嘩売るのは良いけどよ…俺はあんな奴らとはやり合おうなんざ思わねぇよ♪」

「でもアイツら制覇出来んならヤクザのてっぺんも近いんじゃね?」

「ミッキー、それって俺ん中では喧嘩のてっぺんみたいに思えるんだけど?」

「まぁ隼人の言ってる事も大袈裟な話しじゃねぇよな♪」

「確かになぁ!!」

冴島くんとミッキーは笑っていたが、俺達3人は苦笑いだった。

もう、次元が違うんじゃないかな?

「まぁ明日にでもみんなに話してみっか♪」

そう言いながら冴島くんは腕時計で時間を確めた。
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