気合いの華
「おっ!冴島くんの実力見れんの?」

「ミッキーも本気出せよ?」

「楽しくなりそうだな♪」

ミッキーと冴島くんの2人を見ていると頼もしくて、何だか本当に勝てる気がしていた。

「なら今からタイマンに備えて修行だな♪」

「警棒は勘弁だぜ?」

その後俺達は屋上でスパーをやったりしながら自分自身の癖や動きを考えて高みを目指す為に拳を交えあっていた。


「はぁ、はぁ…そろそろ…隼人、部活終わんじゃねぇか?」

「しゃーねぇ!今日はこんなもんか?」

「たくっ!俺ら何しに学校きてんすかね?」

「全くだ!隼人みてーに部活に明け暮れてる訳でもねぇしな?」

「アイツが部活に明け暮れてんのは最近だけだろ?」

「だな!女意識してんじゃねぇの?」

「佐々木先生か?」

「松戸くん、隼人先輩に怒られるよ?」

「アイツは青いからなぁ…」

「松戸、お前年いくつだよ?」

「あんな男がデレつけねぇって意味だよ♪」

「お前変なトコ大人びてんな!」

「冴島、お前にも言ってんだぞ?」

「バーカ!俺は興味ねぇよ♪」

「ナンパしてた輩が言うセリフじゃねぇなぁ?」

「わかってねぇなぁ?俺は個人のモノになりたかねーんだよ!」

「失敗したから負け惜しみか?」

「お?やるか?」

「今終わりにしたばっかりなんだから辞めなよ?」

本当、この人達と居ると危なっかしいなぁ…

「ほいよ?カズキ♪」

「はは…何でパイプ椅子渡すんすか!?」

「おーおー、カズキは危なっかしいなぁ♪」

その後ボロボロになりながら辺りは暗くなっていった。
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