気合いの華
俺は喋り過ぎたせいか喉がカラカラになっていたから、一気にコーラを飲み干した。

「良い飲みっぷりじゃん♪」

「何か喉渇いちゃって…あ、そうだ。ルイの話しもしとかないとね…」

俺はあった事を分かりやすい様に説明した。


「結局ミッキーさんと喧嘩しちゃったんだね…」

「俺が矢部さんにあんな事頼んじゃったから、きっと責任感じてるんじゃないかな?」

「そうだね…昨日のお見舞い行った時はどうだった?」

「面会謝絶でルイとは会えなかったけど、矢部さんとは少し話したよ?」

「なんて?」

「アイツ本当バカだよねって言われたよ…多分俺に心配掛けない様に気ぃ遣ってくれたんだと思う。」

「カナらしいね?」

「そうだね…ルイは大怪我とかはしてないから大丈夫なはずだけど、数週間かは入院するんじゃないかな?」

「ずっとお見舞いは流石に身体に来るだろうね…」

「うん、だから俺らで出来るだけ交代してあげたいなぁって…」

「それが良いね♪」

「とりあえずルイが元気そうだったら少しはホッとするんだろうけどねぇ…」

「羽鳥くんの事だからまだ許せないのかもね?」

「だと思うなぁ…あ、そろそろ向かう?」

「うん、行こっか♪」


俺は会計を済ませて駅へと向かった。
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